バーチャルSNSのclusterでオリジナルのアバターを使用する方法をご紹介いたします。
clusterでオリジナルアバターを使用するには、unityを使用します。
unityでアバターをVRMファイル形式で書き出し、データをclusterのサイトにアップロードすると、使用することができます。
VRMは、3Dのキャラクターモデルの共通フォーマットです。
今回は、顔の表情やリップシンクなどは使用せず、簡単な方法をご紹介いたします。
目次
バーチャルSNS cluster(クラスター)とは
cluster(クラスター)はスマートフォンやPC、VR機器などからバーチャル空間に集まって、会話したり、遊べるバーチャルSNSです。
自分でルームを作ることもできるので、イベントを主催することもできます。
clusterへのログインは簡単で、Twitter、Facebook、Google、Appleのアカウントでもログインすることができます。
メールアドレスアカウントでもログインできます。
ちなみに私はTwitterでログインしました。
cluster(クラスター)のワールド内に入った画像です。
下記画像は、オリジナルアバターで入ったワールドです。
下記画像は、おそらく大学のイベントのワールドに潜入した時の画像です。
この時使用したアバターはclusterのデフォルトアバターです。
自分でイベントを作ることもできる。
会場内の画面に画像やpdfデータを写すこともできる。
バーチャルでオンラインセミナーを開くこともできます。
clusterのデフォルトアバターは、現在5体選ぶことができます。
VRMファイルの作り方
vrmファイルを作るにはunityが必要です。
色々なバージョンがありますが、今回2018.4.9を使用しました。
unityのダウンロード
unityのバージョンは2018.4.9f1を使用します。
unityの過去のバージョンはunityダウンロードアーカイブからダウンロードしましょう。
uniVRMのダウンロード
次に、uniVRMが必要です。
uniVRMは、VRMファイルを作るための追加機能です。
このuniVRMをunityにインポートします。
uniVRMのインストールファイルはこちらのVRMのサイトのGitHubのリンクからunitypackageをダウンロードします。
GitHubページからUniVRMをダウンロードします。
現段階では最新バージョンv0.60.0をダウンロードします。
AssetsのUniVRM-0.60.0_2b9d.unitypackageのパッケージをダウンロードします。
uniVRMをunityにインポート
unityを立ち上げ、AssetsメニューからImport Package > Custom Packageを選択します。
ダウンロードしたUniVRMファイルを選択します。
unityにインポートします。
unityでの設定
fbxファイルのインポート
Blenderなどで作ったモデリング、リグの設定をしたfbxデータと
テクスチャデータを、unityのAssetsフォルダにドラッグします。
1. インポートしたfbxファイルを選択します。
2. InspectorのRigを選択します。
3. Animation TypeをHumanoidにします。
4. Applyをクリックします。
Materialの作成
次にMaterialを作ります。
Assets内で右クリックをし、Create > Materialで新規にMaterialを作成します。
MaterialのShaderをMToonにします。
Materialを選択し、ColorのTextureにLit Color, AlphaとShade Colorにテクスチャをドラッグします。
右の色は影の色を変更できます。グレーにしました。
fbxを選択し、作ったMaterialを「Remapped Materials」のbodyにドラッグします。
Applyをクリックするのも忘れずに。
VRMファイルの書き出し
1.Assetsにあるfbxデータをドラッグします。
2.Hierarchyで選択
3.上のメニューのVRM
4.UniVRM- 0.60.0
5.Export humanoidをクリックします。
VRM Exporterが立ち上がりますのでMetaをクリックします。
Informationの中の
TitleとVersionとAuthorに適当なものを入力します。
Informationにこのように入力いたしました。
ExportSettingsは、「Force T Pose」、「Pose Freeze」の両方にチェックを入れます。
clusterサイトでの設定
VRMファイルをclusterサイトの右上のアカウントからアバターを選択します。
アバターのアップロード
「アバターのアップロード」で、unityで書き出したvrmファイルをアップロードするだけです。
アップロードが完了すると下記画像のようにアバターが表示されるようになります。
これで、clusterでワールドに入るときに、自分で作ったアバターを選択することができます。
最後までご覧いただきありがとうございました!