TourBox Elite – クリエイティブな作業を最適化する

目次

TourBox Elite

今回購入したのはこちら!
TourBox Eliteです。Amazonでの評価が非常に高く、気にはなっていたのですが、
有線のもの(TourBox NEOとBluetooth接続の無線のもの(TourBox Eliteがあり、どうせ買うなら使い勝手のいい無線のものがいいと思っていました。

そこで、Amazonのセールで3万円前半だったので、思い切って買ってみました。

早速届いたので開封していきます!

TourBox Elite 左手デバイス

入っていたのは本体とマニュアル関係。

TourBox Elite 左手デバイス

TourBox EliteはBluetooth機能を備えた左手デバイスで、主にイラスト制作や動画・画像編集に適しているといいます。
このデバイスの特徴は、多くの回転軸やボタンが配置されており、直感的な操作が可能です。
電源を入れ、PCと接続すると、ダイヤルを回すとカチカチと触感があり、心地がいいです。

重量は電池を含めて423g。
ずっしりと重い感じがします。こうゆうのは、動かないよう、ある程度重量が必要ですね。
サイズは約116×101×44mmです。

このデバイスの魅力は、カスタマイズ性にあり、多様な設定が可能で、特にホイールやノブ、ダイアルが使いやすく設計されています。

TourBox Elite 左手デバイス ツールボックス

ボタンの配置や形が独特ですが、どのボタンか覚えやすく、よく考えられていると思います。

TourBox Elite 左手デバイス ツールボックス

上面にはUSB-Cのコネクタを指すこともできます。

TourBox Elite 左手デバイス ツールボックス

電源スイッチは裏面にあり、その上には、Bluetoothのペアリングボタンもあります。
これを長押しすることによって、表面のランプが点滅します。
Bluetooth接続は、専用のソフトウェアTourBoxConsoleで接続します。

TourBox Elite 左手デバイス ツールボックス

バッテリーは単三電池2本で駆動し、付属していました。

TourBox Eliteを使ってみた

使用するには、TourBoxConsoleをダウンロードします。Windows、Macに対応しています。

DaVinci Resolveで使ってみた

TourBoxコンソールをインストールし、立ち上げます。
DaVinci Resolveで使用するには、TourBoxコンソールと、DaVinci Resolveと関連付けしないといけません。

①のDaVinci Resolveの右に未関連と書かれていますのでこれをクリックします。
②本プリセットの関連プログラムが立ち上がりますので、DaVinci Resolveを立ち上げておくと、ここにResolveと表示されますので選択して③保存するを選びます。

プリセットをオートスイッチをオンにしておくと、アプリを切り替えたら、自動的にプリセットも切り替わりますのでオンにしておくことがおすすめです。

TourBox ツアーボックス コントローラー

あらかじめ、プリセットされていて、右側のプリセット設定(赤囲み)で自分好みの設定を作ることができます。

また、左上の青囲みのプリセットリストからプリセットをエクスポート、インポート、新規作成することもできます。

TourBox ツアーボックス コントローラー

あらかじめ設定されていますが、人によって使い方が違います。
タイムラインをダイヤルで移動できたり、カットができたり、基本的な機能に加え、
自分好みにカスタマイズしていくのがいいと思います。

DaVinci ResolveをTourBoxでマクロ設定をしてみる。

TourBoxはクリエイティブ作業を効率化するためのハードウェアコントローラーで、フォトショップ、イラストレーター、ビデオ編集ソフトウェアなど、さまざまなアプリケーションで使用できます。
マクロ設定を行うことで、複数の操作を1つのボタンに割り当てて、作業の効率化を図ることができます。

今回は、YouTubeの動画編集に使用しているDaVinci Resolveで設定したいと思います。

いつもやっている設定を自動化したい

いつもの設定をしたいと思います。
撮影カメラはいつもiPhone15Proを使用して、アプリはBlackmagic Cameraを使っています。

Blackmagic Camera

Blackmagic Camera

Blackmagic Design Inc無料posted withアプリーチ

Blackmagic Cameraの設定は、以下の通りです。

コーデック AppleProRes422
解像度 4K
カラースペース Apple Log-HDR

これで撮影したものは、薄い動画で書き出されますので、編集ソフトで色味を設定し直さないといけません。
この作業をDaVinci Resolveで毎回設定するのが面倒なのでTourBoxのボタン1つで自動化してみたいと思います。
まず最初に、DaVinci ResolveにBlackmagic Cameraで撮った動画をタイムライン上に取り込みます。
今回は、公園で遊んでいる猫の動画を取り込みました。

TourBox ツアーボックス コントローラー

ACESトランスフォームの適用

下にあるワークスペースのカラーを選択します。
ResolveFXカラーが表示されていない場合は、右上のエフェクトをクリックして表示することができます。

TourBox ツアーボックス コントローラー

まず、ノードを2つ増やします。
03ノードResolveFXカラーACESトランスフォームドラッグします。

TourBox ツアーボックス コントローラー

03ノードにACESトランスフォームが適応し、設定を以下のようにします。

ACESバージョン ACES1.3
入力トランスフォーム Apple Log
出力トランスフォーム Rec.709

TourBox ツアーボックス コントローラー

トーンカーブの設定

02ノードを選択、②カーブを選択、③カーブを調整する。

TourBox ツアーボックス コントローラー

彩度の設定

①の01ノードを選択②を選択、③の彩度を少し上げます。

TourBox ツアーボックス コントローラー

以上ここまでを、Blackmagic Cameraで撮影した動画に毎回適用しています。

これを、マクロで1ボタンでやりたいと思います。

しかし、トーンカーブ彩度のパラメータの設定は動画によって違いますので自動化するのは、ACESトランスフォームの適用までです。

 

TourBoxコンソールのマクロ設定

TourBoxコンソールの設定の前に、DaVinci Resolveの準備をしておきます。

ノード3つを選択し、カラー > メモリー > ④メモリーAに保存をしておきます。

マクロで使用するショートカットは、
カラー > メモリー > メモリーAをロード のショートカットキーです。
僕の場合、ショートカットは、⑤のAlt+Shift+1にしています。

TourBox ツアーボックス コントローラー

また、ショートカットは、キーボードのカスタマイズで自由に変更できます。

TourBox ツアーボックス コントローラー

コマンド>カラーの中にメモリーの項目があり、メモリーAに保存、メモリーAをロードがあり、その横にショートカットキーがあります。
これを変更できます。

TourBox ツアーボックス コントローラー

今までの作業を、コントローラーのダイヤルのプレスに割り当ててみましょう。

プリセットリストからDaVinci Resolveを選択し、コントローラーのダイヤルのプレスを押すと③プリセットリストの場所に自動的に移動します。
ここには何も設定されていませんので、ここに設定してみましょう。

TourBox ツアーボックス コントローラー

ウィンドウが立ち上がり、マクロ から +をクリック

TourBox ツアーボックス コントローラー

マクロ名を設定します。名前は、カラーにしました。

TourBox ツアーボックス コントローラー

+ACTIONをクリック

TourBox ツアーボックス コントローラー

まず、ワークスペースをカラーに移動するショートカットを指定します。
キーボードにし、ショートカットは、Shift+6にします。
実行回数は1でOKです。

TourBox ツアーボックス コントローラー

もう一度+ACTIONをクリック

TourBox ツアーボックス コントローラー

Alt+Shift+1でOK

TourBox ツアーボックス コントローラー

Shift+6(ワークスペースをカラーに移動)Alt+Shift+1(メモリーAをロード)の二つの作業ができました。
閉じるをクリック

TourBox ツアーボックス コントローラー

プレスボタンが、[マクロ]カラーになっているのを確認します

TourBox ツアーボックス コントローラー

ダイヤルをプレスしてマクロを始動

TourBox ツアーボックス コントローラー

いざ!設定したダイヤルをプレスしてみましょう

TourBox ツアーボックス コントローラー

ちゃんとノードが3つ作られて、03ノードにはACESトランスフォームが適応されております。
あとは、02 と01のノードを手作業でちょちょいと触るだけでいいです。
かなり時間が短縮されそうです。

TourBox ツアーボックス コントローラー

これを使い出してから、変化が…。

いつもの何気ない作業が、実は自動化できるのではないか?と、探し出すようになりました。

自動化できるものは、TourBoxで楽しちゃいましょう!

また、今回紹介していませんが、ブラシサイズの変更などダイヤルで操作できるので、
絵を描く人には相性がいいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!